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Manufacturer: 早川書房
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カスタマーのおすすめ度:     

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Binding: 単行本 EAN: 9784152089182 ISBN: 4152089180 Label: 早川書房 Manufacturer: 早川書房 Number Of Pages: 440 Publication Date: 2008-05-09 Publisher: 早川書房 Studio: 早川書房
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スポットライトレビュー:
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評価:      概要: 人間が存在しなければ環境問題はそもそも存在しない コメント: 週刊誌の書評で「この夏読んでみたい一冊」の1位だったので手に取って見た。
地球環境に大きな負荷をかけている人類が、ある日突然消えていなくなったら、環境問題はどの程度解決するだろうか、というのが本書のテーマである。
が、残念ながら表題ほどには内容にはインパクトはない。
単なる思考実験ではなく、現地に足を運んで取材して書いているため、一つひとつのエピソードはリアルで興味深い。この線で押せばノンフィクションとしてもっとすっきりしたものになったと思うが、人類対地球、という対決の構図が観念的でリアリティに欠ける。
産児制限をして100年後に人間の数が産業革命以前に戻れば環境問題は解決する、という。解決すると誰がうれしいのか。森の木や山や川が喜ぶわけではなく、喜ぶのは「人間」であろう。環境問題は人間にとっての問題である。人間が存在しなければ環境問題はそもそも存在しない。そこがいちばん、しっくりこなかった。
評価:      概要: ちょっと話が広がりすぎ コメント: いま、忽然と人類が誰もいなくなったらどうなるなか。
という魅力的なSFテーマを現実のものとして探求したノンフィクション。
SF映画だと「人類最後の男 オメガマン」、
そのリメイクの「I Am Legend」が見せてくれた、人っ子一人いない世界。
他にもいろいろあると、
人類がいなくなった世界を描いた話は多いと思いますが、
そんな世界がどうなるのだろうと、一度でも思ったことがある人には
楽しい(?)一冊だと思います。
ただ、話はかなり多岐にわたるので、少々広げすぎにも思いました。
ということで、評価は☆三つ。
評価:      概要: 人類が地球に与えた害を振り返り・・・ コメント: 今、人類が消えたら世界がどうなるか?そして人類がいることで、どれだけ
地球に対して害を与えているか?(プラスチックは還元されない。細かく溶けて
いったそれを魚等から人は摂取している。ウラン238は還元されるのに28万年
かかる等々)といったトピックを通じて、環境問題を考えています。
各トピックも、一つあたり20〜30pの分量になってますので、寝る前とか
昼食後の休憩時を使って読み進めることが可能です。
環境問題を論ずる前に、先祖も含め人間が行ってきた事柄とその影響を一気に
俯瞰するに役立つ一冊です。
評価:      概要: 思考実験を重ねることにより環境問題の単純化に成功した良書 コメント: この本は「人類が消えたら世界はどうなるのか」という思考実験を試みることにより、人類が地球環境に与えている数々の影響について深く考察することに成功した面白い本である。
昨今、環境問題が政治経済上の大きな議題となっているが、問題が複雑すぎてとらえようがないと思っている人も多いだろう(私もそうだった)。本書はこの問題を「人類が明日、全員消滅する」と仮定することにより(全員消滅する理由については深く追求していない)、単純化することに成功している。
題名からも分かるように直接環境問題に焦点を当てているわけではなく、あくまで「明日人類が消えた」場合に世界がどう変わっていき、最終的に人類の痕跡がいつ頃消えるかについて考察している。「どうすべきか」について語ってないところが、逆に多くの読者の支持を集めている理由になっているのではないかと思う。
筆者はミネソタ生まれのアメリカ人である。アメリカ人にありがちな価値観の押しつけやキリスト教至上主義的なところも見られず客観的に事象をとらえていることにも好感を持てた。
環境問題に関心がある人にはこの本を特にお薦めしたい。
評価:      概要: 人類の痕跡 コメント: この壮大な思考実験は、当然のことながらある強烈な問いかけを投げかけている。
つまり「人類は地球にとって害悪でしかないのではないか」という問いだ。
この高度に脳を発達させた哺乳類が、母である地球に対して行ってきたふるまいは決して褒められたものではないだろう。
1907年にレオ・ベークランドが成功した完全人工合成樹脂「ベークライト」の合成はその後人類が消滅しようがしまいが関係なく、
プラスチックというこの厄介な物質とすべての生物種が今後何千年何万年と付き合わなくてはならないことの始まりでもあった。
プラスチックは現実的な時間枠のなかでは生分解されず「細かく砕かれる」だけ。
どんどん小さくなって、動物プランクトンですらプラスチックを口にすることになる。
食物連鎖に完全に組み込まれていく。それでも分解はされない。
これまで人類が製造してきたプラスチックは燃えて灰にしたほんのわずかなものを除けば、ほぼ全てがある大きさで存在しているのだという。
プラスチックですらそうなのだ。では、大量の放射線を吐き出し続ける世界の441箇所の原子力発電所は?
・・・というような耳の痛いシミュレーションが続く。
とは言え記述のメインは、未来ではなく過去だ。
人類が成したことを検証することによって初めて人類なきあとの世界が想像できる。
ハードSFはすべてそうだが、単なるSFではなく科学的アプローチに重点が置かれた本だ。
人類が消えたあと、いや、地球すらも消えたあとの何十億年後の世界において、
それでもいつまでも残る人類の痕跡は何か。
その答えとその理由のくだりが個人的にお気に入りの箇所。
それは読んでのお楽しみ、ということにしておきます。
面白い本。固い本ではありますが、オススメです。
http://ekojin.com/
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